旅を深める、日本のまだ知らない魅力へ
ガイドブックの先にある、日本の奥深い魅力へ。
日本を何度訪れ、代表的な名所をめぐっても、この国にはまだ多くの発見が残されています。あまり知られていない地域へ足を延ばすと、見過ごされてきた歴史や壮大な景観に出会い、日本への理解がさらに深まります。
本特集では、定番の旅程をひと通り経験した方に向けて、新たな旅先を厳選しました。豊かな自然、歴史、文化に加え、静かな温泉や心を動かすアウトドア体験など、心身を整える場所もご紹介します。ガイドブックの行間に隠れた、日本の繊細な魅力を見つける旅へお出かけください。
目次
軽井沢 ― 森に育まれた洗練の社交文化
軽井沢は、日本を代表する洗練された高原リゾートです。明治時代(1868~1912年)以降、「文化の森」として、多くの人々が交流する社交の場となってきました。定番の観光地を離れ、自然と芸術が調和するこの地を訪れれば、心を整える穏やかな時間に出会えます。
白糸の滝が描く絹糸のような流れや、雲場池の水面に映る四季の彩りが、軽井沢の穏やかな美しさを形づくっています。その魅力は自然だけにとどまりません。定評のある美術館や優れた建築が点在し、森を歩き、街の歴史に触れるうちに、都会の喧騒が遠のき、静かな品格に包まれていきます。
ザ・プリンス 軽井沢
ザ・プリンス ヴィラ軽井沢
川越 ― 江戸の記憶を今に伝える街
東京から気軽に訪れることができる川越は、江戸時代(1603~1868年)の面影を今に伝える街です。「小江戸」と呼ばれ、黒漆喰の蔵造りの建物が並ぶ街並みには、歴史が積み重なった趣があります。
川越の文化を象徴するのが川越まつりです。川越まつり会館では、大きな山車や映像展示を通して、祭りの迫力を一年を通して体感できます。美しい風鈴回廊でも知られる川越氷川神社では、夏になると風鈴が境内を彩ります。歴史ある街並みを歩きながら、日本の過去と今がつながる感覚をお楽しみください。
川越プリンスホテル
鎌倉 ― 海と山に守られた武家の古都
三方を山に囲まれ、一方に太平洋を望む鎌倉は、自然の要害に守られた中世の古都です。1185~1333年には幕府が置かれ、街には武家文化の簡素で凛とした美意識が息づいています。
建長寺や円覚寺などの禅寺では、簡素な建築や枯山水の庭に、悟りを求める精神を感じられます。鎌倉大仏だけでなく、山道の先にある小さな社寺や苔むした石碑も、長い歴史を伝えています。竹林を歩き、相模湾を眺めれば、歴史と自然が調和する鎌倉の魅力に出会えます。
鎌倉プリンスホテル
下田 ― 近代日本の幕開けを伝える港町
下田は、日本が長い鎖国を終え、世界へと開かれた歴史の舞台です。ペリー提督率いる黒船の来航後、この港町から近代日本への歩みが始まりました。白い格子模様が美しいなまこ壁の建物や石橋が並ぶペリーロードを歩けば、当時の歴史を身近に感じられます。
下田は、歴史だけでなく、透明度の高い海と美しい景観にも恵まれています。その海辺の魅力は、伊豆半島東部の川奈へと続きます。相模湾に面する川奈は、美しい海と雄大な景観で知られるリゾート地です。二つの地域を訪ねれば、日本の変革の歴史と、海がもたらす癒やしの両方を体験できます。
下田プリンスホテル
川奈ホテル
川奈ホテルの歴史は1920年代、大倉喜七郎男爵による開発から始まりました。1928年に大島コースが完成し、1936年にホテルが開業。以来、著名人や各国の要人、ゴルファーを迎えてきました。富士コースは、米国のゴルフ専門誌で世界のゴルフコース100選にたびたび選ばれています。現在も川奈ホテルは、優雅さと歴史を受け継ぐ、特別な時間を過ごせる場所として親しまれています。
ホテルの正面には相模灘が広がり、富士山、丹沢山地、伊豆諸島まで見渡せます。海に向かって張り出すガラス張りの「サンパーラー」では、時を超えた趣の中でアフタヌーンティーをお楽しみいただけます。館内ではフランス料理、日本料理のほか、「グリル」で気軽なお食事もご用意しています。
川奈ホテルでの滞在は、約1世紀にわたり国内外のお客さまを魅了してきた、変わらない品格と上質さに触れる時間です。
万座温泉 ― 標高1,800mの癒やしの地
標高1,800mに位置する万座温泉では、日本に古くから伝わる温泉文化を深く体験できます。国内でも有数の濃さで知られる硫黄成分を含む乳白色の湯は、古くからその効能が親しまれてきました。山の風、火山性ガスが立ち上る音など、自然の力を身近に感じる環境の中で、日常から離れた時間を過ごせます。
夜には光の少ない高地ならではの星空が広がり、温泉でくつろぐ時間をより印象的なものにします。上信越高原国立公園の雄大な自然の中では、ハイキングや散策を通して四季の変化を楽しめます。自然の力強さと静けさが調和し、心と体をやさしく整えてくれる場所です。
万座プリンスホテル
十和田 ― 北東北の自然が描く風景
十和田湖周辺は、水がつくり出した太古の自然美に満ちています。深い青色をたたえる十和田湖と、白い流れが苔むした岩の間を走る奥入瀬渓流が、変化に富んだ風景を描きます。
静かな湖面でのカヌーや、木陰に包まれた渓流沿いのサイクリングなど、自然の中に入り込む体験を楽しめます。一日を過ごしたあとは、湖畔のホテルで水面の色の変化を眺めながら、穏やかな時間をお過ごしください。
十和田プリンスホテル
富良野 ― 北海道の大地が描く色彩
富良野では、大地そのものが鮮やかなキャンバスのように広がります。紫色のラベンダーや季節の花々が丘を彩り、その向こうには十勝岳連峰の力強い山並みが続きます。丁寧に耕された畑と手つかずの自然が、境目なく調和していることも、この地域ならではの魅力です。
富良野を訪れる旅は、土地の物語に触れる時間でもあります。地元の生産者の思いが込められた、定評のあるワインや農産物を味わえば、大地とともに暮らす文化を感じられます。香り豊かな夏も、ダイヤモンドダストが舞う冬も、季節ごとに新しい風景が広がります。
新富良野プリンスホテル
新富良野プリンスホテルは、富良野の豊かな自然と十勝岳連峰に囲まれたリゾートです。大自然の中で心を解き放ち、深くくつろぐ滞在をお楽しみいただけます。
「富良野温泉 紫彩の湯」には、地下1,010mから湧き出す温泉を引いています。星空の下で露天風呂につかったり、自動ロウリュを備えたフィンランド式サウナで体を温めたりして、旅の疲れを癒やしてください。リラクゼーションコーナーでは、アロマトリートメントやフットケアもご用意しています。スパのほか、ニングルテラスでは年間を通してクラフト体験やショッピングを楽しめます。森の中に並ぶログハウスをめぐりながら、ゆっくりとお過ごしください。
館内には、日本料理、西洋料理のブッフェ、カフェなど、多彩なレストランがあります。森の中の小道を進んだ先にある店舗もあり、木漏れ日の中を歩く時間からお食事の体験が始まります。
釧路 ― 北海道の雄大な自然と出会う
釧路は、湿原と希少な野生動物が息づく、道東の雄大な自然への玄関口です。中心となる釧路湿原は日本最大の湿原で、水と緑が織りなす景色が地平線まで続きます。世界的にもよく知られるタンチョウは、雪原を舞い、静かな湿地で子育てをする、長寿と優美さの象徴です。
この地の自然を深く体験するなら、「ワイルド・ジャパン」とも呼べる湿原を流れる川での静かなカヌーツアーがおすすめです。生態系を間近に感じられる特別な時間です。さらに足を延ばせば、火山地形と神秘的なマリモで知られる阿寒湖も訪れることができます。
釧路プリンスホテル
釧路プリンスホテルは釧路市のウォーターフロントに位置し、世界三大夕日のひとつとされる美しい夕景を望めます。15階・16階の高層階客室からは、空と街を染める夕日の色をゆっくりとご覧いただけます。
最上階のレストラン「トップ オブ クシロ」では、北海道の豊かな食材を取り入れた料理をご用意しています。朝食はブッフェ、ランチはアラカルト、ディナーは西洋料理のコースまたはセットメニューを、釧路市街の眺めとともにお楽しみください。
ホテルから釧路湿原までは車で平常時約40分。四季それぞれに美しい湿原を、ゆったりとしたカヌーツアーでめぐる旅の拠点におすすめです。
11月中旬~3月中旬には、鶴居村でタンチョウを観察するツアーに参加できます。冬の最盛期には最大200羽が集まることもあり、その姿は神秘的で印象に残ります。ホテルでツアーの手配も承っており、道東の自然を身近に体験できます。
びわ湖 ― 日本文化を育んだ水の道
びわ湖周辺は、日本文化の「心」ともいえる地域です。京都の東に隣接し、古くから人や文化を結ぶ水の道として重要な役割を果たしてきました。竹生島に代表される水神信仰や、観音菩薩を祀る寺院が多く、日本の信仰の深い歴史に触れられます。
また、湖の恵みとともに暮らす知恵から、ふなずしに代表される発酵食文化も育まれました。湖の玄関口・大津には、職人の技や商人文化の歴史も残ります。びわ湖をめぐる旅は、日本の静かで変わらない心に触れる時間です。
びわ湖大津プリンスホテル
38階建てのびわ湖大津プリンスホテルでは、すべての客室からびわ湖を一望できます。JR京都駅から2駅、約9分の立地で、京都の歴史ある名所とびわ湖の自然をめぐる拠点に便利です。
この地域を代表する見どころへも便利にアクセスできます。ホテル前の桟橋からびわ湖クルーズに乗船し、水上からの景色と、湖が育んだ文化をお楽しみください。山からの眺めを楽しむなら、車で平常時約40分のびわ湖バレイへ。ゴンドラで標高1,100mまで上ると、びわ湖テラスから南湖を一望できます。
ホテルの魅力の一つは、多彩な食事を楽しめることです。館内には、日本料理、フランス料理、各国料理を提供する6つのレストランがあります。さらに、より気軽にお楽しみいただける食事として、レイクサイドガーデンでは湖畔でのバーベキューもご利用いただけます。
歴史ある大津の街にありながら、びわ湖大津プリンスホテルは現代的な快適さを備えたリゾートです。日本最大の湖をさまざまな角度から眺める滞在をお楽しみください。
日南 ― 神話と海が出会う場所
宮崎県日南の明るい陽光の下では、古い神話と自然の景観が重なり合います。この地は、神々が地上を歩いたと伝わる日向神話の舞台とされ、断崖の洞窟に朱塗りの社殿が建つ鵜戸神宮は、その象徴です。海岸には、太平洋の波が削り出した平行な岩の層「鬼の洗濯板」が広がります。
日南の旅は海と深くつながっています。南郷では、水中観光船に乗り、濡れることなく色鮮やかなサンゴや熱帯魚を観察できます。鵜戸神宮で運玉を投げ、亜熱帯の海の生きものに出会う時間は、日本神話と海辺の自然を感じる心豊かな体験となるでしょう。
日南海岸 南郷プリンスホテル
日南海岸国定公園の南端、穏やかな海辺に位置する日南海岸 南郷プリンスホテル。すべての客室とレストランから、海と大島を遮るものなく望める、明るく開放的なホテルです。
マリンアクティビティを楽しむのにおすすめのリゾートです。プライベート感のある目の前のビーチでは、クリアボート、スタンドアップパドルボード、シュノーケリングなどを楽しめます。夏には屋外プールで、宮崎の温暖な日差しを感じながらお過ごしください。
露天風呂「獅子の湯」では、波音を聞きながら、日南海岸の青い海を眺めてゆったりとおくつろぎいただけます。
海に面したレストランでは、地元の食材を選び、丁寧に仕上げた料理をご用意しています。周囲の自然と調和するホテルで、宮崎の温かな陽光に包まれ、自然と一体になるような時間をお楽しみください。
まだ見ぬ日本を訪ねて
釧路の神秘的な湿原から、日南の陽光と神話の地まで、今回ご紹介した場所には、観光だけでは語りきれない日本の魅力があります。静かで洗練された時間、心を整える自然、長い歴史、受け継がれてきた文化に触れることで、これまでとは異なる日本の表情に出会えるでしょう。
これらの風景をより深く味わう滞在には、全国各地の西武・プリンスズ&リゾーツをご利用ください。心を込めたおもてなしと快適な空間で、日本のまだ知らない魅力を見つける旅をお楽しみいただけます。
この記事で紹介しているホテル